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春爛漫、進行中です


一日中雨で、気温も上がらなかった昨日から一転して、今日は爽やかに晴れました。
お墓参りにでかけると、駐車場からもう一杯で、霊園内に多くの人の姿がありました。
お彼岸とはいえ、こんなに賑わう(?)中のでのお墓参りは何年ぶりでしょう。
マスクは皆さんつけていましたよ。


木々に若葉が芽吹き、やわらかく優しく霞む様に色づきはじめています。
花は順繰りに次々と咲き出しては、黄色や白色、ピンクや赤と色をつけ、鮮やかな風景画を描いていきます。


     椿

多くのおうちの庭に咲く鮮やかな椿の花

     
     ゆきやなぎ

生垣の雪柳は花をつけると真っ白な雲のように、降り積もった雪のように、
むくむくともりあがっていました。


     枝垂桜

息を飲むほど妖艶に咲き誇った枝垂れ桜です。スマホで何度も位置を変えては撮ってみたのですが、
見たようには全景を写せませんでした。( ノД`)


次々と咲き出している 桜 の類でも、まだこれから、週末には咲き出すかな と思われるものも、ありまして、


     赤い蕾が膨らみ始めた海棠 これは海棠(かいどう)だったかも知れません。




そんな中で、やはり さくら というと、

開花宣言がいつ出されるかと気をもむいうと、

それはやはりソメイヨシノ ですね。



此方のは、まだ開花宣言には至らないようすでしたが、
中にはどういう訳か一人勝ちで咲き始めている枝がありました。


     そめいよしの


こうなると、もうすぐでしょうか?ほかの木々も・・・ 

今週末が お花見 に最適でしょうか、それとも・・・

と、待ち遠しくて、悩ましくて、  (おーい、今週 雨が続くかもよ~)



世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
世の中に桜というものがまったく無かったとしたら、春であっても人の心というものは
はらはら、やきもきすることもなく、きっとのんびりおだやかでいられたものを


平安時代の歌人 在原業平 の一首ですが、今も変わらぬ桜への思いです。



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桜見物


この連日の、春の陽気で川口にある密蔵院の桜が満開を迎えました。

   密蔵院の桜

安行桜(あんぎょうさくら)と呼ばれるこの桜は、染井吉野よりも一足早く、例年春のお彼岸に満開と承知しておりました。


ところが、今年の此の頃の陽気で、近所でも見られる河津桜も今年は例年より早く咲き出して、間もなく満開を迎えました。

若しやと思って、川口にある密蔵院のホームページを開いてみました。便利な世の中ですね。ここに桜の開花状況が中継されています。3日前には五分咲きとありました。今日は「満開、見頃」に変わりました。


桜見物は今日しかない! カーナビに住所で登録して行き先を確認。今朝連絡のあった来客を駅で拾い、一緒に安行まで桜見物に出かけることにしたのです。

便利な世の中ですね。でも何か風情のなさを思わないでもありませんが・・・。


   もりもりと咲き誇る桜

沖田桜とも呼ばれるこの「安行緋寒(ヒカン)桜」はピンクの色が濃くて、小ぶりの花が重なるように咲く、とても愛らしい桜です。


   色とりどりに咲く花、春爛漫

丁度春のお彼岸に、この早咲きのこの桜が満開になって、多くの参拝客で賑わうお寺さんです。


   お地蔵さん

   お地蔵さんの表情もより温かく感じます。


今年は安行桜の開花も、例年より一週間ほど早かったことになりますね。


   桜せんべい


   通常の「草加煎餅」と並べて売られていたこの時期販売の「桜便り」

   桜便りはー砂糖でコーティング、赤紫蘇で花芯を模したお煎餅です(*^_^*)


   桜トンネルの坂

   桜のトンネルを通って、一足早い桜咲く春を満喫してきました。


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ひなまつりの日 の 河津桜 

   ひな祭り


今日は"たのしいひなまつり”の日

昨日に続いて朝から快晴、でもちょっと気温は低くなっていました。 当地は昨日より マイナス5度だとか。

桃の節句とは言えど、新暦の三月では、自然に植えられた桃は、まだ開花しておりません。
そこで、今年は少し早めに咲き始めた桜、河津桜を代わりに撮ろう(スマホですが)と、
散策ウオーキングに出掛けました。


   ウオーキング

これこれ ↑  ウオーキングのメリット の 三つ目の 〇 心肺・血管強化 を念頭に歩きます。

先日、退院の際にも 歩くこと をすすめられました。



このあたりで、河津桜といえば、小学校と駅前と市役所と、それになんといっても 井沼方公園ですね。

   カワヅザクラ1

   丁度満開になる手前かな (((o(*゚▽゚*)o)))   見頃です!


   カワヅザクラ2

   お花見に来ている人たちの姿もみられて、明るい気持ちになりました。

春めいた風景を楽しみながら、見沼代用水西縁(にしべり)をぐるりと廻って、
既に咲き終わりかけた神社の側に咲く桜を確認し、

歩数が7000に近づいたところで、復路のコースに着きました。




   お雛様

   家では、玄関のニッチに飾ったお雛様が出迎えてくれました。

『とはずがたり』の研究者でもあった岩佐美代子先生の手作り雛人形

             私の宝物です。


令和5年度 春期講座 テキストの準備ができました。

   春期講習テキスト

私のへバーデン結節で曲がった指のリハビリになるので、
印刷したものを折って、挟んで、綴じました。


獨協大学オープンカレッジから始まった古典文学講座 も

『とはずがたり(トワズガタリ)』 巻5、最後の章となりました。


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行きつ、戻りつ、 そして春


4月上旬の気温との日がやってきた!と、思いきや、又も寒気の襲来。冬の一桁気温に逆戻りです。

行きつ、戻りつの態で、そろりそろりと 春がやってきています。


   最後のゆず

   たった2個だけ木に残っていた柚子

今年も最後の柚子は〝ゆず大根”にしようと思ってはいました が、一向に収穫しないのにしびれを切らしたのでしょう、一週間前でしたか、長い棒でつついたところ ぽとり と 木から離れました。

まだだいじょうぶかな?

私が3、4日入院することになったので、とりあえず‟見守り犬”と並んで 記念撮影しておいた柚子です。



梅のなかでも、比較的開花が遅い「おもいのまま

蕾が大きく膨らんでいたのですが、「開花宣言」するにはあと一歩でした。


   おもいのまま

退院して帰宅すると、咲きはじめていました。 ゆっくりの開花ですが、ちょうど無事退院できたことをよろこんでくれているようで、うれしいです。

さて、今年は「赤い花」をつけるでしょうか、楽しみです。今年も「白い花」ばかりだったとしたら、
「おもいのまま」の名を返上していただかなくてはね。

とつぶやきながら、木の周りをぐるり 廻って探していると、


   赤い花

ありました! ガレージの屋根の下まで枝を伸ばして、潜り込んだ枝に、

ほかの枝にも頑張ってほしいものです \(^o^)/



そしてこちらは幼子から「見まもっててね!」と頼まれている

   かまきりの卵

   かまきりの卵

かまきりの卵が孵化するころは、春も真っ盛りでしょうか、季節の推移が楽しみな季節です。




<『とはずかたり(トワズガタリ)』を読む会> 春期講習は、3月中旬から始まります。

[令和5年度、古典講座に向けてのblogを始めました。] ← こちらから上をクリックして、お読みいただけると嬉しいです。

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この木 何の木 気になる木 ?


この木 何の木 気になる木・・♪(古いコマーシャルの曲) のフレーズが思わず口を突いて出る「大きな木」が、青い空を背景にして、大手を広げているようでした。

   青空に広がる黒玉



これはいったい何の木なのでしょう? 
高い枝の先に下がる物●の多さに驚かされて、木の下に立ち止まって見上げていました。

気になって、そのまま立ち去ることも出来ず、スマホを車まで取りに行き、木の下まで戻って撮った写真です。

   黒玉拡大
   (一部のみ。とても全体を映しきれるものではありません。)

直径3センチ程の丸い実をいっぱいつけた大木です。 木の下に、実は一つも落ちてはいませんでした。
こ~んなに沢山 実は生っているのに。



四月の上旬の気温となった当地、未だ芽吹いてもいない木の枝に小鳥がたくさん飛び交う姿がみられました。
秋に実った木の実がまだ残っていれば、小鳥たちに啄まれ尽くされる時期なのに、

その●は、啄まれている様子もありません。 きっと食べられないものなのでしょうね。



もしかしたら、これがハンカチノ木の実なのかもしれない!

春、自然公園で目にした ハンカチノ木をblogで紹介させていただいたところ、よく訪問させていただくブロガーさんの方からコメントをいただいたのを思い出しました。


そこで早速「ハンカチノ木」でググってみますと、なるほどとてもよく似た実です。柄の長さと下がり具合が多少違うような気もします。

気になったら、どうにかして確かめてみたくなって、そこから車で20分ほど離れた自然公園まで行ってみることしました。

公園内を暫く歩くと、ありました! 3本の、葉を落としたハンカチノ木。

でも、実はひとつも見られませんでした。残念!! 確証が得られるまで私の中に課題が残ったような気分です(笑)




蛇足

赤い花を咲かせているこの木は何の木でしょうか?

   IMG_2690万作


   IMG_2691.jpg



     花はどう見ても「万作」です。



でも、春一番に花を咲かせる「万作」は黄色の花のはすですけれど・・。(゚△゚;ノ)ノ


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春たちける日よめる

  ー毎年「立春」の日に登場する和歌ですがー 

 春たちける日よめる

  ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ
<ソデヒジテ ムスビシミズノ コオレルヲ ハルタツキョウノ カゼヤトクラン>
                 紀 貫之 (『古今和歌集』)

(一首のなかで、暑かったの日に着物の袖が濡れるのもいとわず手ですくった山の
清水も、には寒さで凍りついていて、立つ今日の暖かさが今頃たぶ ん解かしていることだろう


  *ひち ⇒ 動詞(四段活用)「ひつ」の連用形
         浸る。濡れる。の意




訪れては去る季節(夏、秋が過ぎて冬、そして春)を、川の流れとともに
見事に詠みあげた歌ですね。



この歌に初めて出逢った時、野山を駆けめぐって遊んだ子供時代の体
験と重なって、季節ごとに移り行く川の風景まで思い浮かんだものでした。



そして、立春に咲くの花といえば、私の中では でしょうか。

   梅の花 

毎年、開花具合をチェックする 氷川女体神社近くの白梅です。こちらは例年とさほど違いはないようですが、

おもいのまま という名を持つ梅の蕾は、例年よりかたい(遅い)ように思われて、


開花宣言 はいつできるかな と毎朝見上げているところです。♪(/・ω・)/ ♪



(2016年のblog おもいのまま) ← 文字の上をクリックしてご覧ください。



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春を呼ぶ花 & 節分


 とうとう1月も今日は最終日です。 あと4日で立春ですが、このころが一番寒い時期ですね。
今年の冬、二度目の寒波が北から降りてくるとの天気予報に、外の水道管を巻いた〝覆い”はまだ外さないほうがよさそうです。
多くの災害を齎してきた寒波、今年3年振りに開催される〝札幌雪祭り”に関しては、好都合の雪を降らしているとのことでした。



 雪のない当地では、太陽が顔を出した日に、冷たい風を避けて外歩きも可能です。
そんな日には緑道に咲く〝春を呼ぶ花”を愛でることで、億劫な気持ちを奮い立たせて歩いております。


   水仙 水仙
 

   キズイセン



人家の庭で咲き始めた〝紅梅” 〝白梅" はこんな状態です (^∇^)ノ

   紅梅


   白梅


梅に鶯(実際には目白が来ること多いですが)の絵になるのは、もう少し暖かくなって、花開いてからカナ



 立春の前日、2月3日の節分にと、スーパーやコンビニなどでは「恵方巻」販売の宣伝が早くから出されています。東海地方育ちのためか、私には「恵方巻」に馴染がなくて、子供が小さいころから、もっぱら鬼のお面と煎り豆、それにイワシを焼いて食べることを してきました。これが節分の厄除けです。

   ヒイラギ



今年もと、スーパーで大豆の入った袋の大小を物色していると、鬼除け飾り(ヒイラギと大豆の枯れ茎とのブーケ風)が置かれているのに気づきました。迷わず求めてきましたよ。♪


これに、焼いたイワシの頭を刺したものを加えれば、私のなかでは強靭な鬼退治グッズになるのです。

子どもの頃に馴染んだものは、年を重ねてきてもしっかり心に残っていて、支えになるものですね。


この3年間、世界を襲った未曽有のコロナ感染症を、退散の姿勢を見せ始めた今年こそ、追い払わねばなりません。

福は内 鬼は外 と 宇宙(空)に向かって大きな声で唱えたいものです。



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西新井大師へ初詣


 今年の大寒の日、こちらは随分暖かな日でした。翌日は気温の急降下に注意、との予報でしたけれど、予定通りその日に西新井大師へ参拝に出掛けてきました。大師様では月に2回、1日と21日に市が立つと知って、折角お参りするならば大師様への初詣をこの21日にしようと決めていたからです。


西新井大師は川崎大師とともに厄除け大師として信仰を集めていますが、私はもう厄年をすっかり終えてしまった年齢になっているということもあって、随分長い間お参りに行っておりませんでした。

でも、厄除けは厄年だけではありませんものね。方位災難除けがありまして、私の場合は今年北東が厄方位のようです。なにか陰陽道のようですね。平安時代に行われていた「方違え(かたたがえ)」をして、厄方位を避けるのもありなのかも知れません。


 さて、何十年ぶりかの「大師前駅」に降り立つと、駅が全く建て替わってしまっていて戸惑いました。

   大師前駅


駅前の道路を横切ると、東側からの参道に入ります。それほど広くない道の両側に、屋台がならんでいました。


   本堂遠景


野菜、植物、食物加工品、生活用品、装飾品、など様々で、お祭りに欠かせない金魚すくい、リンゴ飴やチョコバナナ、乾物類の数々。品揃えの多さに驚きました。


   屋台巡り1  ドライフルーツ


   市1  花市



    sei 初詣


   本堂へ参拝1



また、年末から続いた暖かい天候で、紅梅が咲いていただけでなく、

これは、

   安行桜


   桜咲く

「桜」です!

お彼岸頃満開となる「安行桜(あんぎょうざくら)

沖田桜とも呼ばれる安行桜はピンクの色彩がやや濃く、花が少し小ぶりで、遠景ではやわらかいイメージに映ります。河津桜に似ている桜です。



春の陽差しの中で「サクラサク」。 いいですね。1月から各地、各所で受験が始まっています。この言葉がたくさん聞かれますように。 \(^o^)/




正門前から続く門前町で厄除けだんごを買って帰ろうと思っていたのですが、お店の前からずう~すう~と長い行列が出来ていました。もうお昼の時間を回っているのに、いつまで待たなければならないのか分からないので、

今回は諦めて、お休み処で軽いお食事をして帰ることにしました。。゚(゚´Д`゚)゚。

    チンドン屋

ちんどんや と呼ぶ、大道で宣伝・広告をする人たちの姿に、幼い孫たちは目をぱちくり,


    だんご列車

    単線のかわいい電車に乗って、帰途に着きました。



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小正月に 小豆粥を食べて邪気払い

 
 松の内が明け、鏡開きが終わって、今日は左義長(さぎちょう)という火を使った行事が行われる日ですね。私の子供のころ「どんと焼き」と呼んでいて、松飾りなどを集めた大焚火に正月の書初めも投げ入れて、自分の書が火と煙の勢いに乗って空高く昇っていくのを願ったものでした。高く昇れば、字が上手くなると伝えられていたからです。

昔は、この「どんど焼き」各地でよく行われていたと記憶していますが、今思えば随分危険な行事でもあったのですね。

一方、15日(14日~16日)は小正月と呼ばれ、この日に小豆粥を食べて一年の邪気を払うという風習がありますね。
そこで、今年は是非に「小豆粥」を炊いて食べることにしよう、と決めていしました。

3年目に入ったコロナ禍は感染力はあっても重症化しないはずでしたけれど、第8波では高齢者の致死率が過去最多というではありませんか。国産の治療薬が承認されて、期待をしたのですが、中等症の段階で使える治療薬で調剤薬局で買えるようになるとの見通しもあったようですが、もう安心という状況に至るには遠いように思われる現状に、未だ旅行をするのも躊躇われるというのが正直な気持ちなのです。

そこで、邪気を払うという願いを込めて、小豆粥を食べることにしました。

加えてもう一つ、現在私たちが古典講読会で読んでいます作品『とはずがたり』には正月に院御所で小豆粥を煮て食すのが慣習になっていて、その時の粥杖で女性の腰を打つという場面(巻二)がみられます。
他にも、平安、鎌倉時代のお話に小正月の小豆粥、その粥杖に関わるお話がみられるのです。
ということで、やはり、わたし小豆粥だわ!と。



2015年1月15日、毎日新聞のコラム ←からもご覧ください。)

あら、もう8年も前の新聞でした (;゜0゜) 


(気を取り直して)

『とは(ワ)ずがたり』は、昨年2022年の大学入学共通テスト「国語」の第3問、問題文に 鎌倉時代の後深草院に親しく仕える二条という女性が書いた『とはずがたり』との説明のうえで、試験問題文になりました。o(^▽^)o

ちなみに、今年の共通テスト「国語」は昨日14日に実施され、古文は源俊頼の『俊頼髄脳(としよりずいのう)』(歌論書)でした。




   小豆粥

小豆の赤は魔除けの力を持つというので、夏越しの祓の際の「水無月菓子」など、よく使われますね。
小豆には鉄分やビタミンB1、ポルフェノールなどが含まれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに必要な働きをするということで、お正月の後、日常生活に戻るころにびったりの小豆粥です。


小豆は、↓ これを使いました (*´~`*) 

   缶詰ゆであずき


   粥を煮る

缶詰の小豆にはゆで汁も入っているので、たっぷりの水と塩ひとつまみ加えて、
中火で沸騰するまで蓋をしないで、たまにかき混ぜながら様子をみて、

蓋をしたら10分ほど弱火にして炊くだけ、手間なしです。




蛇足

   蒲鉾板外し

   蒲鉾を板から剥がすには、包丁の背を使うと、綺麗にはがすことができるのですね!!

   友人から情報を得て、さっそく残っていた蒲鉾で試したところ  スッキリ

         今更ですが、感動しております(笑)






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つき神社 へ 初詣

今年の干支は「卯(うさぎ)」、そのうさぎを月神の使いとして、狛犬ならぬ狛兎やうさぎの石像のある神社があります。
さいたま市浦和区の調神社(つきじんじゃ)、地元では「つきのみやさま」の愛称で親しまれているそうです。

旧中山道沿いに建つこの神社の歴史は古く延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳には、武蔵国足立郡に「調神社」と記載されている神社です。「調(つき)」が「月」と同じ読みであることから月待ち信仰と結びついて、月神の使いである兎が守り神となったのは中世になってからということです。


年も改まって、はや一週間も過ぎたので参拝者も少なくなっているのでは、と思ったのですがー

   
   調神社に初詣入口まで15分

   「最後尾」の看板を掲げたひとの近くにみえた「→ ❓口」の文字は「出口」で、
   「入口」は赤いコーンが続く、ずーと先でした 


20分ほどで「入口」 境内へ

   境内へ参道


狛犬 ならぬ 狛兎
 
   狛犬ならぬ狛兎

両方ともに 手元の子ウサギが注目を集めていました。


   狛兎2


手水 はコロナ予防のため使用中止中でしたが、水はうさぎの口から出ていますー

   手水場も兎

列から離れるわけにはいかずに、この角度からは可愛く撮れませんでした (;_;)



   静々と神殿に向かい

   兎にも角にも 参拝を ‼

次の卯年の12年後、わたしツキ神社までお参りに来られるかしら (*゚ェ゚*)


兎は穏やかで温厚な性質であることから家内安全、ぴょんぴょん跳ねるところから
     飛躍や向上を象徴するものとして親しまれてきました。
   西洋では豊穣や生命力のシンボルとされて復活祭のイースターバニーに
         なっているとか、幸運のお守りですね。

         
           御利益がありますように


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新たな年に

暮れから新年にかけて、子どもたち一家がそれぞれ 我が家にやってきました。
静かな日常が一気に賑やかで華やかな祭日の連続となり、私は孫たちの成長に目を細める毎日でした。


気が付けば今日はもう、すっかり元に戻っての 平日です。 ここらでちょこっと思い出をメモったうえで、
自身の新たな年の抱負に向かって、生活軌道修正を試みよう(カナ)と考えているところです。(*゚ェ゚*)


凧揚げ

   コピー

正月一日、晴天なり 無風状態に思えたので凧揚げは無理かと大人は思ったのですが、
子どもたちは、「風なくったって、ぜったい挙げる!」とばかりに駆け出していきました。\(^o^)/

青い空に、鳥のように、ごみのように薄く見えるのが 凧、連凧が目を引きます。(写ってるかな?


少し風が出てくると、ぐんぐん高く凧は上がっていき、紐も伸ばしていって,うえで泳がせるのですが、
風がスウッとひいた時は大変、凧はゆらゆら揺れながら下向してきます。

「走れ、走れ」
「紐を短くしながら、引いて!」

でも、広場内では端まで走ったら方向転換せざるを得ないので、
その際には上に居る凧が、引かれることなく停止状態に (*゚Q゚*)

凧はゆらゆら揺れながら下向してきます。


そんな中に居て、私は黙って見学しているだけーとはいかずに、
歓声あげたり、嘆いたり、いっしょに追いかけたりで、
すっかりはまってしまいました。 何年ぶりでしょうー こんなに走ったのは (;゜0゜)


レジゴー 体験

一緒にお買い物など楽しんだ一番大きい子(小学4)が、食品売り場では「スマホ決済方式」を試みようと提案、
どうもセルフレジに個別のスマートホン集計がプラスされたような形に見受けられます。

正直、ちょっと大儀ではありましたが、この子の積極的な姿勢にひかれて私もここで学ぶことにしました。

   スマートホンでお買い物

既によくご存じの方もいらっしゃると思いますが、スマホ・ホルダーが付いているカートに、貸出しスマホを付けて、そのスマホで買う品のパーコードをスキャンしながら買い物をしていきます。


   スキャン1


買った品がスキャンした順に集計されていきます。「若し同じ品が重なったり、やはり買うのをやめようとした場合は×印をタップするだけで戻せるのよ」と、孫がばあばに教えてくれました。(*ノ∪`*)

   
   IMG_2557.jpg




レジゴー専用レジ へ

精算エリア入口の支払いコードをスキャンして精算します。スキャンによって指定された番号の精算機で精算。


   会計すみチェック

最後にお会計済みチエックをして、スマートホンを返却します。


馴れれば、簡単で便利になるだろうとは思うのですが、新しいことを試みるのが大儀になってきました。
しかし、「便利な世界に入っていこう」とするならばどんどん挑戦(ちょっと大袈裟かしら)していかなければね。     頼りになる 孫でした。(*´v`) 


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時代が動く


 暮れの買い物客で賑わう(予想)前にと、必要な品を買い足しに街(田舎暮らしでもないけど)まで出かけてきました。


店舗内はいつもの変わらぬ風景ですが、ここにきてセルフレジに切り替えたお店が多くなっていました。
スキャンのみ店員が担当するセミセルフレジがほとんどになっていているので、今後は利用者側もセルフレジにもとまどうことなく慣れていって、導入が加速することでしょう。


新型コロナウイルスの感染が感冒のように蔓延するのを受けて、店舗の接客においても、不必要な接触を避けるためにセルフレジ導入が推奨されているということです。

ただ、それにともない、店内におられる店員の数が少なくなっているように思います。

「出来るだけ店員に語り掛けるのはお控えください」 的な内容の張り紙が下がる店舗もありました。


余計なことはしゃべらず、黙々と必要なものを買いそろえていき、スピード感をもって買い物をすます習慣が、この3年のあいだについたような・・・、それでもやはり買い物は楽しいものですね。




帰宅途中に寄ったファミレスでも、時代の新人に遭遇して驚きました。注文をタブレットでする、というのは分かっていましたけれど、

ロボットのウエイターさん。

   
   ロボットウエイター



正面にはお顔、背後にはちゃんと後ろ姿。電光掲示で愛嬌を見せていて、お子さんたちに超人気。挨拶や必要な言葉を発しながらスイスイ通路を上手に移動してまわり、うっかり落としたり、つまずいたりすることは決してないのが自慢のようです。



最後は、冷凍自動販売販機「ど冷えもん」です。


   自販機


コロナ禍になって自販機が多くなっているようですが、こちらの冷凍自販機はフードロスの削減効果を検証するのが目的なのだそうです。

これには人工知能(AI)カメラが設置されていて販売データーを集めているとの説明に、わたしの頭ではちゃんとついていけないのですが、食材を無駄にしない取り組みだということなので、今後の「ど冷えもん」くんの活躍に期待したいものです。




今年も残すところ数日となりました。

来る年でも
人の知恵と工夫と協力と、そして思いやりの心を忘れずに、さまざま起こる苦難や変化を乗り切っていけたらと思います。


拙いブログをお読みいただき、ありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

          sora_002.jpg

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年の瀬に・・・


 今年も残すところ10日となりました。いよいよ年越し前に済ませておきたいことに取り掛からねばならないのですが、手を付けてもなかなか捗りません。

「まあ、いいかあ」とか「何も焦らなくっても新しい年はくるわよ」とか、いい加減な言い訳を自分に呟いては、時々気分転換を楽しんでおります。



そのひとつが此方↓

   夜のランド

    ヘルシーランド内にある入浴施設です。

以前(昔?)この施設の二階にある温水プールに通った時期がありました。

20年ほどご無沙汰でしたが、コロナ禍で閉館の後、再開のお知らせによって、階下に入浴施設があったことに気づいて、出かけてみました。


   沐浴黙浴

感染予防対策の徹底、各所の呼びかけの掲示には、反って安心感を覚えます。

黙浴 — は「おしゃべりを楽しむことなく、黙って入浴を!」とわかりますよね。

でも

黙蒸 — モクムス って何でしょう(笑)  ※ そうなんです。サウナでの注意でした。




   暮れの桜

 周囲の桜並木もすっかり葉を落としました。 向こう側の銀杏並木は辛うじて張り付くように葉を残しています。

銀杏を袋に詰めて、受付の前のコーナーに置かれていました。 結構な量でしたが、200円。

お得感満載で、買い求めてきました。 久しぶりに銀杏ご飯 炊いてみようと思います。♪


ウイズコロナ で世の中は動き出してはいますが、第8波が懸念されています。

予防対策を怠らず、身近にも楽しみを見つけながら  

希望をもって、新しい年を迎えたいものですね。



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秋を残す邸園 へ


師走とはいえ穏やかな比較的暖かな日でした。

講座「お出かけ」最終回は急遽《旧安田楠雄邸庭園と森鴎外記念館 散策》と決まり、行ってきました。

東京都文京区千駄木にある、旧安田邸 へは初訪問です (´・Д・)」

   安田楠雄邸へ


大正8年(1919)に豊島園の創始者、実業家・藤田好三郎氏により建てられた近代和風建築です。藤田氏が建物や庭園に凝らした趣向の数々に魅了された安田家の方々が建物や庭園にあまり手を加えず守った山手の住宅です。関東大震災・第2次世界大戦の被災を免れたことと合わせ、平成10年には東京都の名勝に指定されています。(旧安田楠雄邸庭園公式サイトより)



映画やテレビドラマで見た建物の様相とまだ秋を留めた庭のすばらしい景観に堪能してきました。

百聞は一見に如かず フラッシュをオフにすれば撮影はオッケーということでしたので、撮らせていただいた写真でお伝えしますね。

   応接間
   応接間 手回しの蓄音機が置かれていて、レコードで聞く音楽会の催しがあるそうです。
      (是非お聞きしたいものです💛)


   まだ秋

     庭には 紅葉が。気温も比較的高いので「秋」をかんじますね。


   ネコ目障子

      障子の窓にも 秋の庭が。


   目を細めた障子

     障子の 窓を細めてみる庭。 「猫目障子」でした。

     障子の一部をガラス仕立てにして、障子を閉めたまま、上下に開けてみるのを「雪見障子」
     左右に開けて見るように作られているので、目を細める猫の目のようにみえますねえ(゚∀゚)



   二階の客間

     二階の客間で、広間です。高く伸びた木が窓を飾ります。
     葉を落として細い枝を広げている枝垂桜は二階からの眺めがよいようです。


   まだ秋の庭


     桜咲くころ、枝垂れ桜を借景にして、琵琶を聞く催しがあるそうです。💚


   お庭






スマホでの素人写真でもこのような素晴らしい室内の様子やお庭を記録に残すことができました。

この邸にお住まいになっていた方々の生活振りや家具、調度品については、文化財保存のために力を尽くしておられるNPO法人の方々の説明があって、よりよく分かった次第です。。(現在はコロナのために解説ツアーは行われないので、こちらからの質問にだけ個々にお答えいただくという形でした。)

ボランティアの方々の活動については、(こちら )から。

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さねかずら


我が家のさねかずら 真っ赤な実もある


我が家の さねかずら が漸く赤くなってきました \(^o^)/
鎌倉で見つけた真っ赤な さねかずらより3週間ほど遅いようです。 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ


12月に入った途端に気温が下がり、今日などは真冬並みの寒さとなるとか、
気温だけが「秋」の途中から、「冬」へと急変したような感じですね。



氷川神社の1 神社のさね3

先月末の 文字通り〝小春日和”に、氷川女体神社前にある「祭祀遺跡」出かけてきました。
そこを取り囲む池の周りに さねかずら と思われる葉が木々に絡みついているのを見つけていたからです。

大当たりでした! こんなにたくさんの サネカズラの赤い実がみられるとは・・・



鴨が泳ぐ船祭り祭祀場池

池では 鴨たちが 気持ちよさそうに泳いでいました。
  (暖かい日には気持ちよさそうに見えるんですよね)




「さねかずら」は「びなんかずら」とも言います。どちらが本名なのかは分かりませんが、それぞれの名づけの由来を調べてみますと、以下のようでした。


ビナンカズラ

茎の皮を剥き、水を入れた瓶に入れておくとドロドロした液体を得ることができる。かつてはこれを整髪料としたことから、ビナンカズラ(美男葛)と呼ばれました。この液体はヒビやあかぎれに外用できるそうです。

サネカズラ

サネカズラ(さ寝葛)の「さ寝」とは男女が共寝することです。この名では恋の歌に詠み込まれることが多いようです。

なんといっても真っ赤な果実が美しくて可愛いい。おいしそうに思えるのもこの実の容姿ゆえでしょう。

「百人一首」15
名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られでくるよしもがな
ナシニオワバオオサカヤマノサネカズラヒトニシラレデクルヨシモガナ

「逢坂山のさねかずら」の名のとおり、逢って寝られるものならばカズラの蔓を手繰り寄せるようにして、人に知られずにあなたの元を訪ねる方法があったらよいのになあ



もうひとつ

薬草についての講座を受講したおりに、ビナンカズラの果実を収穫し、天日乾燥したものが「 南五味子(ナンゴミシ)」だと知りました。滋養強壮や鎮咳,疲労回復など薬用として使われるとの説明がありました。焼酎付けにしてもよいとのことです。


見た目、あまりにもおいしそうに見えるので、赤い生の実をそのまま口にいれてみました (。>ω<。)ノ

決して美味しい果物ではありませんでした。 残念 (♯`∧´)


  

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秋の新蕎麦

11月も残すところ5日間、すでに初冬の候ではあるのですが、
今年は、空高く、紅葉で彩られた爽やかな秋の日が続いていてうれしいです。

流石に風の吹く日には木の葉がはらはらと風に舞い、道路脇には枯葉の吹き溜まりができるようになりました。
すっかり葉を落としたジュンベリーは、とうとう影絵姿の第一号です。


   柿木

車で通りかかったところに 鈴生りの柿木。 夕日を受けて柿色に輝いていました。

向かいのコンビニ駐車場に車を停めてわざわざ撮影(笑) すご~い豊作の姿 に感動です。


大きくなった柿の木の、実は収穫されないまま
すっくと立つ姿が目を引く今年の秋です。




そういえば、もう「新そば」が出ているかもしれないと、

JA新鮮野菜直売所 に寄ってみました。 ありました!! 


これ↓です。

   新蕎麦

一昨年の秋に このお店で手に取った乾麺の「新そば」
そのお味にすっかり魅せられて、定期的にかよっていたのですが、

5月ころになると、すがたを消してしまう「蕎麦」です。何度来ても見当たらなかったので、

「あのおー、ここに置かれていた『信州 新そば』もう入荷しないのですか?」
と、お店の方に聞いたところ

「いえ、秋の終わりごろに届きますよ。今ころは畑で真っ白な花を咲かせているでしょう!」
と、にこやかに答えてくださいました。


ああ^^ そういうこと!! 

やっと理解して、秋の新蕎麦が届くのを楽しみに

待つことにしたのです (*´∀`人 ♪


そばは、種をまいてから約3か月で収穫できる生長の早い植物で
年に3回収穫できるともいわれているそうです。

が、収穫する時期としては夏と秋の2回が定番だとか、

地域によっては、秋に収穫したそばに限定して新そばと呼ぶことがあると知りました。
この「信州 新そば」を待つことで  \(//∇//)\


とりあえず5袋(1袋200g)を買ってきたけれど、年越しそばに、もう一度買いにこようかな、、



春ではなくて、秋に花が咲くこの木は、

   イチゴの木
 
       イチゴの木

果物のイチゴのような果実をつけることから、この名で呼ばれます。

バラ科のイチゴではなく、ツツジ科に属する常緑の木です。

イチゴノキの仲間(Arbutus)には15種があって、アフリカのカナリア諸島と南北アメリカに分布するということですが、
日本ではあまりなじみがないかも知れません。剪定を頼んだ若い植木屋さんも分からなかったそうです。




年内は 春か秋かの 暖かい日が多いといいなあ と願っているわたくしです。





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ぷち旅 — 秋の鎌倉散策 —


これまでに、「とはずがたり」講座から鎌倉へ出かけてきた回数は十数回になりますが、
秋の鎌倉訪問は、初めて(^-^)/

期待に胸膨らませて、やってきました。(コロナ前までは大学での講座で、5月下旬の実施でした。ここ数年は熱中症の心配 (;゜0゜)をしなければならなくなっていました。温暖化ですね

現地(鎌倉駅西口)に10時半集合  

今回の散策コースは、

鎌倉歴史文化交流館 → お食事処 sasho(さしょ) → 覚園寺 → 永福寺(ようふくじ)跡 → 鶴岡八幡宮(大河ドラマ館) → 駅

の予定(でした)



鎌倉歴史文化交流館

鎌倉で発掘された出土品をメインに、原始・古代から近現代に至る鎌倉の歴史を紹介しています。できればここで中世の鎌倉について学べれば、と考えたのですが、

今回は「VR永福寺の体験」で時間切れでした。(コロナ感染予防で装置着装に時間がかかったことも

   VR体験

ヘッドマウントディスプレイを利用し、源頼朝が建立した幻の大伽藍を臨場感あふれる3DCG映像で再現するデジタルコンテンツ、中世の鎌倉に飛びました!

   VR永福寺



予約時間に遅れないようにと、お食事処 sasho(さしょ)へ


   Sasho.jpg

風情のある落ち着いた古民家レストランです。


   メニュー

   メニュー はここから選びました。

国産牛ほほ肉のビーフシチュー コクがあって、やさしいお味の美味しいシチューでした。
和風の器もすてきでした。

落ち着いたお庭の風景はこちら←から ご覧ください。

ここからタクシーで 覚園寺 に直行。
一人のときは利用しないのですが、数人一緒の旅では料金頭割りで、時間の節約にもなり便利ですね。

覚園寺

   覚園寺

境内の紅葉が美しいと評判の御寺さんですが、モミジはまだこれからのようです。

鎌倉の紅葉は、木にもよりますが、東京や埼玉より多少遅いのでしょうか、海辺の町ですから。
山を登るところに建つ覚園寺周辺の木々にも風に乗って塩害が及ぶということです。

山門を入って愛染堂参拝のあとからは、覚園寺参拝順路に沿って奥にすすみます。順路遵守、撮影禁止
静かな聖域が守られたわび さび の世界となります。


   寺を出て

山門を出て、鎌倉宮 大塔宮に向かって歩きます。

道路両脇のお家の御庭に植えられた植物が綺麗で、目を奪われます。

   さねかずら

    大きくて、真っ赤になったさねかずらにびっくり (* ´ ▽ ` *)

我が家のさねかずらはまだ青くて、ひと回り小さいのですが、
鎌倉のさねかずらには秋が早くくるのかしら❓

(私が「さねかずら」の赤い実をはじめて見たのも鎌倉でした。)


永福寺(ようふくじ)跡

永福寺は源頼朝が文治5(1189)年に奥州平泉を攻め、戦いで亡くなった将兵の鎮魂のために建てた寺院でした。

頼朝の没後、頼家、実朝以下歴代の将軍たちが境内で華やかな行事を行い、永福寺は幕府のサロンとしても使われたということです。NHK大河ドラマの「鎌倉殿の13人」でも 「ようふくじ」 出てきますね。

鎌倉時代後期には二度にわたる火災にあい、焼失、再建を繰り返して、室町時代応永12(1405)年の火災では主な建物が焼け落ちたのが最後で、廃絶してしまったようです。

昭和58年から発掘調査、整備事業が始まって、現在はこのような史跡公園になっています。

   跡を歩く

小高い山の中腹にある物見所から見下ろすと、

   山の上から永福寺跡

   史跡公園も 秋 でした。

永福寺(ようふくじ)跡 についてはこちら ← ごらん下さい。


「大塔宮」まで徒歩で戻り、バスを待って「若宮大路」まで。 小町通りに入る手前で、
ちょっとお腹もすいたので茶房に入ることに。

   お茶しました

     南瓜・白玉 煎茶は京都童仙房  

ランチに変わらぬお値段にはちょっとためらいもありましたが(*゚Q゚*)

せっかくのブチ旅—「鎌倉」ですもの、お仲間とちょっと贅沢なお茶をして、
楽しく締めくくることができました。(*´∀`人 ♪


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 街中の秋もたけなわ


昨日は埼玉の大宮の氷川神社へ、今日は東京の立川グリーンスプリングスで開催された「青空の北欧市場-立川ロッピス」へ出かけてきました。

どちらも青空の下で、紅葉、黄葉が最高でした。足元には草花が可愛く咲いて心奪われる秋の風景です。


今日の会場はビルの間に続く帯状の公園が会場になっています。その建物と谷間に植物を配置して融合させた‟再現された自然“も手が行き届いているだけに見どころでした。


   紅葉通り

   青い空と紅葉

   広がる黄葉

   loppis看板




小高い山に見立てられたビルの屋上から流れ下る川は親水公園でもあり、川に沿った道はちょっとした山登り。

   屋上から流れ落ちる川



山の中腹から見るような風景も楽しめて、夕日が沈むころはロマンチックな雰囲気に包まれるそうです。


   山頂のイメージ




GREEN SPRINGS」通りは北欧に似た通りなのかしら? 行ったことないからわからないのですが・・。



   IMG_2321.jpg

R=baker店 にも「米活(こめかつ)」スコーンのおススメがありました。昨日の新聞記事を思い出して早速購入。


   スコーン2

米粉スコーン(プレーン)とても美味しかった!



東京都はロシアのウクライナ侵攻による輸入小麦の高騰を受け、米粉の活用を後押ししていますね。少しでも節約につなげようと消費者の関心も米に対して高まっているそうです。

まあ、特にパンを食べたいときには米粉パンはいかかですかという「米活」でしょうか。
今は「ごはん食」のおすすめが家計の味方になるということでしょうね。


最後になりましたが、今回の「立川ロッピス」に出店しました le petit bourgeon のホームページは(←こちこら)です。北欧食器・雑貨に興味をお持ちの方 ちょっと覗いて頂けると嬉しいです。

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案山子


秋日和が続いて、お庭や公園の木々の紅葉が始まりました。
外歩きの楽しい季節です。

季節ものの洗濯や片付けと家の中の仕事も気になりますが、
やはり季節の移ろいは速いので ゆっくりもしていられません。
なんだかんだと用事をみつけては、外へと出かけたくなりませんか。

役所のロビーが子どもたちの姿もあって、明るいなと思ったら、
かかしランド2022」が開かれていました。


   役所のかかし1

市の子どもたちや団体が手作りしたかかしだそうです。


   かかし2

こんな表情のかかしさん。何とも言えませんね。前で思わず頭を下げたくなりました。


   かかし3

これは米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手をデザインした案山子だそうです。

こうなりますと、もう案山子のアート。田んぼの雀たちも恐れることなく集まってきて案山子の肩に止まるんじゃないかしら。




   公園のかかし

こちらで毎年「かかしランド」が開かれるのは、一説に唱歌「案山子」の作詞は武笠三氏で、
見沼田んぼの風景を見て作詞した歌だということからだそうです。見沼氷川公園に立つ「案山子像」です。



現代に、唱歌「案山子」を知っている人はどれほどいるのでしょうか。

私達の世代ですと、当たり前のようにみんな知っている日本のうたと思うのですが、
あるとき、こんな会話を耳にして驚きました。

こちらに実家のあるらしい女性が小学低学年の二人のお子さんを連れて公園にやってきました。
その母親と思われる方が、お孫さんたちに言われたのです。

「ほら、みてごらん。これが 山田のかかしのうたに出てくるかかしだよ!」

「??」 「?」 お孫さんたちに反応はありません。子どもたちのお母さんも分からなくて、「なに?それ」と。


すると先に案山子のことを伝えようとした方はびっくりした様子で、

「えっ~ あんたも知らないの? かかしの歌。 歌 うたわなかったっけ?」
「知らない!」

そこで、母親らしき方が小さなこえでうたわれたのでした。

♪ 山田の中の  一本足の案山子
   天気のよいのに  蓑笠着けて
   朝から晩まで  ただ立ちどおし
   歩けないのか  山田の案山子 ♪


あの時私も一緒に歌えばよかったと、いまでも思ったりしています。(笑)


   苅田

     見沼田んぼ



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特別展 大蒔絵展 ー漆と金の千年物語


三井記念美術館で開かれている「大蒔絵(だいまきえ)展」に行ってきました。


 最近では、<とはずがたりを読む会>からのお出かけで、都美術館や三嶋大社の宝物館【梅蒔絵手箱】でも素晴らしい蒔絵調度品を鑑賞する機会を得たところですが、

丁度今 講座『とはずがたり』で読んでいます巻5の12~14では、手放さなくてはならなくなった両親の形見の蒔絵調度品について詳細に書かれていて、

今回の「蒔絵展」はぴったりのタイミングなので、幾品かの実物を鑑賞し同じ鎌倉時代の作品を見られれば良いなと思いました。



   館

東京の空は雲も少なく、秋晴れ!

近くで秋祭りがあるらしく、ビルの間から祭りばやしが流れてきました。


   看板案内

三井記念美術館は三井本館7階。


―漆と金の千年物語
漆で絵を描き、金粉や銀粉を蒔きつけて文様をあらわす「蒔絵」は、日本文化において長きにわたり理想美の象徴となっています。大蒔絵展では平安時代から現代の漆芸家作品まで3会場に計188件を展観して、蒔絵の全貌にせまります。(案内文からの引用)



『とはずがたり』に登場する蒔絵が施された手箱と硯は以下のように書かれているのです。

母の形見は「平手箱の、鴛鴦(おし)の丸を蒔(ま)きて、具足金(ぐそくがね)までおなじ紋(もん)にていれたりし」〔平手箱で、鴛鴦(おしどり)の丸の模様を蒔絵(まきえ)とし、附属の小箱から金具まで同じ紋で入れてあったもの

父の形見は硯箱「梨子地(なしじ)に仙禽菱(せんきびし)を高蒔(たかまき)に蒔きたる硯蓋(すずりふた)のなかには、嘉辰令月(かしんれいげつ)とてづから故大納言の文字を書きて、金に彫(ほ)らせたりし硯」〔梨子地に仙禽菱を高蒔絵にした硯蓋の中にには、「嘉辰令月」と手ずから父大納言が文字を書いて、金で彫らせた硯




『とはずがたり』の作者後深草院二条の出自は高く、清華の家柄でしたからこれら両親の形見の品もさぞ立派な品であったことだろうと想像できます。今もどこかに、それだとは知らずに伝えられて存在するかも知れないなどとワクワクしながら展示会場をまわりました。


     クリアファイル:蒔絵箱 (490x600)
         <クリアファイルの画像>


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マジックボトル


「秋が来た!」 と、感じる風景を見つけようと今日は見沼自然公園にやってきました。


日曜日とあって芝生の広場ではテントを張ったりテーブルを広げて休息場所を確保したうえで、遊びに興じる家族の姿が多く見られました。



大きな池の周りの小道を歩いていると高い木々の枝と枝の間に蜘蛛が巣を張っていて、

   秋の風景

見上げると獲物になった虫が何匹も掛かっていて、下を通る子供たちの注目の的になっていました。


   蜘蛛の巣

夏の終わり頃から秋にかけて、特に虫が多くみられるようになりますね。家の中にもいろいろな虫が侵入してきませんか?
我が家には今年やたら小さな蜘蛛が入ってきて動き回っていました。気にしなければいいようなものですが、掃除の行き届かないコーナーなどに知らぬ間に糸を張られるのも気に食わないし、そっとつまみ出そうとしてつぶしてしまうのも嫌だと もたもたしているうちに逃げられてしまうことが多くありました。


ある時新聞記事で知ったのです。簡単に虫を確保できる秘密兵器のつくり方を。

   マジックボトル

ペットボトルを半分に切るだけ。作り方も簡単です。半信半疑で試してみましたところ、これが有能な虫取り器となりました。


虫を見つけたら片方を上にかぶせて確保。必ず虫は内壁を登るように動くので、その時に持ち上げてもう一方を合わせるだけです。

   蜘蛛入りました。

御覧の通りです。 このまま外に持ち出してボトルを二つに開けて、逃がせば終了。

秋の夜長の侵入者確保のためにも このマジックボトルを部屋の片隅に待機させております。


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十三夜 


 やっと初秋の候になったと喜んだにも拘らず、急遽晩秋かと思うほどの気温に変わってしまってから 3日目です。
今夜は十三夜の澄んだ月が見られるはずだと、午後からは雲行きを気にしながら 時々空を見上げていました。


   月1

夕方6時ごろの月です。



昔から「十三夜に曇りなし」と言われ、月がきれいに見える確率は「十五夜」より高いはずです。でも、今夜の空には厚い雲があって、その雲の中から顔を出した時に 月はもの凄い輝きを見せていました。

その後も雲間から顔を出しては、また隠れるといった具合で 夜空を駆けているようにも見え、

   
   IMG_2251.jpg

十三夜の月が雲の間からこちらを 垣間見(かいまみ)しているかのようにもみえましたね。


「芋名月」と呼ばれる十五夜に対して、十三夜は「栗名月」だとか。丁度スーパーマーケットにも栗が並ぶようになったので買い置いた栗で栗ご飯を炊いてみました。今年の初栗です。

   
   栗


栗の渋皮を剥くときに、形を整えながら厚く剥けば栗もきれいなのですが、私のしぶちん根性が禍して、
薄くを心掛けたからかな、


   栗ご飯

点々と、剥き残したような跡が残った栗です  でも、「美味しい」と好評でした。←(言い訳?)


十五夜と十三夜は両方見るのが習わしとされているとか。 片月見 にはしなかったのでよしとしましょうか。




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灯台下暗し ー 木犀の花が頭上に・・・


先週三嶋大社の薄黄木犀(うすきもくせい)を鑑賞した際に、ご御一緒したAさんから私たちの講座会場の近くに銀木犀のおおきな木があって、毎年沢山花をつけていると聞き驚きました。その木に誰も気づいていなかったのです。

そこで、今回講座の帰りに、みんなでその銀木犀の下を通ってみることにしました。



その木は街路樹として植えられていて、見上げると下を通る人たちを覆うように高いところで枝を広げていました。
大木です。目を凝らして見ると、確かにまだ蕾かも知れませんが、花をつけています。


    銀木犀


「ああ、咲いている 咲いてる!」
「香りは? ああ少しするね。木犀だわ♪」

みんな感激 でした。


さて、この木は銀木犀と聞きましたが、先週三嶋大社境内で咲いていた薄黄木犀(うすきもくせい)によく似た色合いに見えるのですが、この木は何木犀なのでしょうか。金木犀ほどのオレンジ色でないことは確かです。


     薄黄花木犀


折角お知り合いになれた木です。できれば正しい木の名を知りたくて、帰宅後ネットで調べてみました。

そして、この木犀は「銀木犀」だと判断しました 

まず花の色ですが、銀木犀は真っ白な花の色から「銀」と呼ぶらしいのです。が、中には淡い黄色、黄色、オレンジがかった黄色もあるようです。また、銀木犀は樹高5~10mまで生長する高木で、花にはほのかに芳香があるということです。

薄黄木犀は同じ薄い黄色の花をつけ、甘い芳香が特徴です。三嶋大社の薄黄木犀は神社付近はもちろん遠方までに芳香は届き、時には2里(約8キロ)先まで届いたと伝えられているそうです。



最後に 銀木犀の花言葉

初恋 高潔 あなたの気を引く    だそうです。
ちょっと控えめな銀木犀の花らしいすてきな花言葉ですね。



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お出かけ《三嶋大社 参詣》


<「とはずがたり」を読む会>からの「お出かけ」で、三嶋大社参拝に行ってきました。

今回は作品『とはずがたり』に作者後深草院二条が訪れたと書かれている場所を、実際に訪ねようという「お出かけ」です。
733年前に、都から鎌倉を目指して旅をした二条は1289年3月(太陰暦)の下旬に三嶋大社を参詣しています。

『とはずがたり』巻4 三嶋参詣場面は (こちら) ←から。(現代語訳)


 そこで、今回は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」関連でも話題になっている三島の「三嶋大社」に「お出かけ」を計画しました。
現地に赴き、その時の作者の心情を想い、歴史・時代にも思いを馳せてみようという試みです。ちょっと大袈裟ですが、「二条と行く『とはずがたり』の旅路」とでも称したいところ。 何よりも知ることを楽しんでの「お出かけ」です。



当初より三島への「お出かけ」は、9月21日を予定していましたが、台風14号の上陸予報に荒れた天候になるかもしれないと、切符購入も控えて天候の成り行きを見守っている状態でした。日程変更も考えていたところ、

幸いにも当日は台風も北に抜けて、曇りマークだった空から陽さえ差しはじめました。三島に着いた頃には爽やかな秋日和となってウキウキ。「これで三嶋大社の金木犀が二度目の花をつけていたら最高ね」と話しながら改札を出ました。


三島駅前の観光案内所で「みしまっぷ」(観光コース案内地図)をいただいてから三嶋大社へ。 と言うのは駅からまっすぐ大社へ向かうのではなくて、出来れば733年前の1289年(鎌倉時代)に後深草院二条が通ったと思われる道を確かめて、その方向から三嶋大社に入ってみようと考えたからです。

西から大社に至る街道は東海道だと思い込んでいました。『とはずがたり』にも「伊豆の国三島の社に参詣した 云々」の前には「宇津の山を越えたはずなのに蔦や楓もみえなかったので分からないままにもう過ぎてしまったようだ」と、次の歌を詠んでいるのです。

  言(こと)の葉も 繁しとききし 蔦はいづら 夢にだにみず 宇津の山越え
歌などに沢山詠まれていると聞いた蔦はどこにあったのだろう。宇津の山越えは夢にも見なかったけれど)


『伊勢物語』にある宇津の山越えをしての「東下り」の道を来たと作者は思っていたけれど、それは「東海道」ではなくてこの「まっぷ」に記されている「鎌倉古道」を通って三島の社に入ったと考えられるのではないか、と思ったからです。




最初は駅南口より徒歩3分 楽寿園 へ

   寿楽館
   明治維新で活躍された小松宮彰仁親王の別邸
   自然豊かな公園内に建っています。


親水公園になっている  源兵衛川

   源兵衛川
   美しい水辺環境が市民活動により保たれ憩いの場になっている。


鎌倉古道 と 説明板の置かれた道

   鎌倉古道を行く
   『とはずがたり』の作者後深草院二条より12年早い1277年に、
   『十六夜日記』の作者阿仏尼は「鎌倉古道」を通ったと書いている。


三嶋大社 へ  総門

   大社へ1

鎌倉古道を通ってくると、三嶋大社の「総門」前につくことになります。


南へ戻るかたちになりますが、旧東海道沿いに立つ三嶋大社の大鳥居まで来た時に、金木犀の香りが風に乗って漂っていることに気づきました。


「あ~ 咲いてるんじゃない? 」 歓声 ♪ 上品な香りに皆さん感激でした。

神門 の手前の  腰掛石

   大社腰かけ石
   源頼朝が腰を掛けたという石。傍らの小さな石は北条政子の腰掛け石。



天然記念物 三嶋大社の金木犀

   天然記念物金木犀


金木犀は大鳥居、総門を通り、先の神門を入った奥にあるのにもかかわらず 大鳥居の所まで香りが届くとは、ちょっとした驚きでした。


   金木犀花咲く
   樹齢200年という古木の周囲に育つ後継樹に二度目の花がつき始めています。
   目を凝らしてよーく見ないと分からない程度でしたが、これらの花が満開となったときの香りはどんなでしょう。


満開時には「木犀の夕」が催され、舞楽・筝曲が奏されるということですが、

今年もコロナ感染予防対策の一環で、行われないとの情報をいただきました。




最後に、宝物館に掲げてあった「三嶋大社神主家矢口部氏歴代」の年表に

鎌倉時代
 1277 阿仏尼 十六夜日記に記す
 1282 一遍上人が参詣す
 1289 後深草院の女房二條が参詣。「とはずがたり」に記す


と書かれているのを見ることが出来、満足して帰路につきました。



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お出かけ《上野美術館巡り》


テレビの天気予報およびニュースにて、先程から大型台風14号到来に警戒をするようにと繰り返し具体的対策注意事項が伝えられています。過去に例のないような極めて危険なスーパー台風が近づいているということです。

関東の夜は未だ静かで、虫の音が聞こえます。「これまで経験したことのない、」「命を守る対策を、」の言葉に、滝のように降る雨やごうごうと吹く風の音を思い、惨事にならないようにと祈るばかりです。


先日、昼間もしのぎ易い秋の日和となった日に、<『とはずがたり』を読む会>から、東京都美術館、東京芸術大学大学美術館へお出かけしてきました。

     都美術館へ

都美術館 は 権力者が愛した芸術 ボストン美術館展


展示物はいずれもすばらしい芸術作品で、百科事典的コレクションを生かした展示の中で主に里帰りした日本美術の作品を鑑賞したいと、館内を巡りました。

さらにその中でも出会いに胸躍らせて向かった作品は、日本にあれば国宝といわれる絵巻物の2作品《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》、《吉備大臣入唐絵巻》と天皇の御幸を描いた屏風絵《寛政内裏還幸図屏風》の3作品。

学生の時に指導教官から度々「本物を見るようにしなさい」言われた意味が、こうしたときに実感として理解し感じられるものです。 とにもかくにも 圧巻でした。


都美術館 のあとに 東京芸術大学美術館 

こちらも国宝、重要文化財を含み 内容、量ともに充実した展示で、手書きの解説が理解の助けになってより惹かれました。

『とはずがたり』に関連して見たかった作品 *「蒙古襲来絵詞」(鎌倉時代)国宝 *春日権現験記絵 巻四、五(鎌倉時代)国宝 *「西行物語絵巻 巻三 (江戸時代・尾形光琳) にもまた出会うことができました o(^▽^)o  (*´∀`人 ♪


     芸大美術館へ

当日は沢山歩くからと、ぺったんこの靴を履いて出かけました。 ところが、それが返って仇となり、帰宅

したあと、足の裏がジンジン痛くなってきて、とうとう両足の裏に湿布をする羽目になりました  (´;ω;`) 

私、こんな時はやはり足底のある運動靴でなければだめになったようです (*゚ェ゚*)




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十六夜の月


 十五夜の次の日、今夜も大きな月が顔をだしました。 十六夜(いざよい)の月です。
陰暦15日は必ず満月でしたので、16日の月はほんの少しだけ欠け始めた月になりますが、地上から眺めるとどれ程その違いが分かるでしょうか。


そんな気持ちで外に出て、昨夜とちょうど同じくらいの時刻にスマホで写した写真です。

   中秋の名月
             十五夜 満月


   十六夜の月
            十六夜の月



見た目で違いはよく分かりません。「今夜が十五夜よ」と言われたら「そうなんだ」と思いそう。
ただ、昨夜の月の方が文字通り「凄し」としか言いようのない光輝き方だったように思われます。 一日欠けた分だけ今夜の月は光が控えめなのでしょう。


「十六夜の月」は陰暦の16日に、満月よりも遅くためらうようにして出てくるのでこういうのだそうですね。月の名は今後の十六夜以降、立待・居待・寝待・更待と月の出る時刻をおうかのように名づけられていますが、さてこの天気、月が顔を出せる空が今後も続くでしょうか。

夜風はさらに秋らしくなって、今夜は半そででは寒く感じるほどの気温になりましたね。 (^^♪

                   aki_103.jpg


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緑の中に 秋の到来


秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 
                     『古今和歌集』藤原敏行

秋が来たんだと、目にははっきり見えないけれど、風の音で秋の到来に
 はっと気づかされることだ


 詞書(ことばがき)に、「秋立つ日詠める」とあります。


今年暦の上では8月7日が立秋でしたが、
現実には今ごろがこの和歌の感じのように思われませんか。


昨日も今日も日中の気温は30℃を超える勢いです。夏の服装で出かけてもマスクをして歩くと、汗ダラダラです。透明度の増した秋の陽射しが刺すようで紫外線もたっぷり、日焼けにご用心!ですね。


先日、雨が続いたあとの木に、深緑の葉の間に大きくなった「青い実」を見つけてうれしくなりました。やっぱり秋は来ていたんだと、記念撮影してあるきました。

   kaki.jpg
        柿の実

   yuzu.jpg
        柚子の実




サネカズラの花は7月初旬から見られるのですが、花が終わって花弁が散ると花の芯が小さな枯れた玉になって枯れて終わります。ところが、秋が近づいたころに咲く花になると、花弁が散った後に緑色の丸いふっくらとした玉を残すのです。これが咲く前の蕾のようなのですが、

   sinn さねかずら


目を凝らしてよ~く見ると、表面に毛が生えているかのようなザラつきがあって、芯のような玉は枯れるどころか少しずつ膨らんでいきます。
秋が近づいたころの花からあのサネカズラの赤い実ができていくようなのです。


   kabosu.jpg

これはカボスです。折角だから、カボスジュースにして、秋の先取りを飲んでみました。

絞った果汁だけでなく、卸した果皮も少し加えてさわやかな香りをプラス。はちみつでまろやかな甘みが加わって最高の飲み物になりました。


   かぼすじゅーす

スライスしたカボスをお蕎麦の上に並べて食べるのも、とてもさわやかで美味しいと評判でした。

晴れた日の夜は月がとてもきれいで、古来愛でられてきた秋の月になっていますね。今年の中秋の名月は9月10日だとか、晴れるといいですね。  (^-^)/



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ひとり歌枕の旅へ

 気が付けばもう何年振りになるでしょう、サントリー美術館。このコロナ禍でなければ <『とはずがたり』を読む会>からの〝お出掛け"先として、みなさんとご一緒するところなのですが、感染第7波は高止まりのまま 最終日(8月28日)を迎えようとしていました。


仕方ない、ここはどなたにも声をおかけしないで、個人的に都合の良い日に ひとりで出掛けることにしました。本来ならば、鑑賞後はお茶やお食事をしながらご一緒したお仲間と感想を共有して学ぶ楽しみがあったものを。



自分でも驚いたことに、六本木駅から直結のサントリー美術館まで(あれ?どう行けばよかったんだっけ?)と不安がよぎりました。駅に降り立つ前に―基本、わたしお上りさんなんです

勿論、都会は構内からの案内がしっかり示されていますので、迷うこともなく時間通りに到着しましたが。


右折の目印「大理石の彫刻」・・・(えっ、こんなに輝いていたっけ?

   石のモニュメント


右折後に案内の看板が左手にあって、

   案内看板


前方の矢印に従って、エスカレーターで地上にでました。(ほっ!

来慣れた道に従って不安なく到着したかのように入館して(笑)、別世界に、浸ってきました。




歌枕 あなたの知らない心の風景

第一章 歌枕の世界
第二章 歌枕の成立
第三章 描かれた歌枕
第四章 旅と歌枕
第五章 暮らしに息づく歌枕


と、各展示室を自分のペースで巡って、気が付けば2時間15分が経過。疾うにお昼も過ぎていたので出口の「不室屋カフエ」に入ってみました。


コロナ注意書き

「何にする?」と自分に問いかけて(苦笑)麩あんみつ梅 を注文


   梅あんみつ

この紅梅の花の向こうに緑の玉があるでしょ? これそのまま青梅の実で甘漬けなんですよ。食べるまで分かりませんでした。

ひとりで(ちょっと寂しく)ゆっくりといただきました。 やさしく上品なお味で、とっても美味しかったです。 ごちそうさまでした。



歌枕 について、
古来、日本人にとって形のない感動や感情を、形のあるものとして表わす手段が和歌でありました。自らの思いを移り変わる自然やさまざまな物事に託し、その心を歌に表わしていたのです。ゆえに日本人は美しい風景を詠わずにはいられませんでした。
そうして繰り返し和歌に詠まれた土地には次第に特定のイメージが定着し、歌人の間で広く共有されていきました。そして、ついには実際の風景を知らなくとも、その土地のイメージを通して、自らの思いを表わすことができるまでになるのです。このように和歌によって特定のイメージが結びつけられた土地、それが今日に言う「歌枕」です。
こうして言わば日本人の心の風景となった歌枕は、その後美術とも深い関わりをもって展開します。実景以上に歌枕の詩的なイメージで描かれてきた名所絵や、歌枕の意匠で飾られたさまざまな工芸品などからは、歌枕が日本美術の内容を実に豊かにしてきたものである事に気づかされます。(後略)  



     [サントリー美術館ホームページより]

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秋の気配


ひと月遅れの盆が終わると、秋の気配が漂い始めたと思いませんか。

日中の気温も30℃を少しだけ超す程度になってきました。朝夕には外歩きに出掛けようという気になるというもの、風が心地よく感じられて、うれしいですね。


   クレマチス
       クレマチスプリンセスダイアナ

7月の初め、一番に咲いた後は蔓も葉もすっかり枯れてしまっていたのに、いつの間にか新たな蔓を伸ばして花を咲かせていました。 二度咲きの花のようです。

   さねかずら

こちらサネカズラ(ビナンカズラとも) も、7月から咲き始めていますが、今日の花は形も色合いも生き生きとしているように見えます。


   萩の花

散策コースで見る萩の花も花数を増してきているように思われます。



朝から鳴き始める蝉の中にツクツクホウシの声が聞かれるようになりましたね。
いよいよ夏のおわりが近づいてきたようです。 (^^♪




我が家からは、昨夜初めて虫の音が聞かれました‼

 158-01-c1.jpg

  馬追虫の 髭のそよろに 来る秋は まなこを閉ぢて 想ひみるべし  長塚節

馬追虫(うまおい)のヒゲがそっと動くようにかすかな気配でやってくる秋は、目を閉じて、こころを澄ませて感じとるものだ


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ジミー大西さんの絵画展へ


 さいたま市浦和区 伊勢丹浦和店で開かれている ジミー大西さんの「POP OUT」展に行ってきました。
ジミーさんはお笑いタレントで画家というこれまでの経歴から、ご存知の方も多いかと思います。私もその一人です。 あの明るい色使いと、ちょっと絵本を思わせる個性的な象形を、近くでよ~く見てみたい(鑑賞したい)と、出かけました。 なにせ、今回は初期作品から現在までの代表作品など約100点を展示されるというのですから。

   タイトル

   幸いなことに、撮影 OKでしたので会場の様子をご覧ください。

   展示場

   展示場2


そして、この絵は、

   絵浦和
   タイトル 「幸せーURAWAー」

今回の企画「全国巡回展」にて、浦和展の街の夏をイメージして描き下ろした絵画だということです。ここで暮らしている方とは又違ったイメージがみられるようですね。



多い作品のなかで、わたしの心に留まった作品を上げておきますと、

   絵1

   『タンザニア・遠い夢』 2009年 (ペンキ・布)


   IMG_2023絵2

   『都会』 1997年 (油絵・キャンパス)


   絵3

   『お菓子の国』 1994年 (水彩・紙)


どうしても、絵に付けられたタイトルを確かめて、再び絵を鑑賞して納得したり分かろうとしたりするのですが、それはそれでよいのかしら?

というのは、以前画家の知人からアドバイスされた言葉を思い出したからです。 「絵を理屈づけたり意義づけたりして見る必要はないの。あなたが感じるままに、受け止めるだけでいいのよ」と。

彼女の絵は抽象画だったので、余計に解ろうとしてそんな質問をしてみたのですが、彼女の言葉のままに私の心に残った一作品を買い求めて、リビングに掛けています。


あれからもう10年ほどが過ぎたけれど、彼女は今ごろどうしておられるのかと 時折思い出しています。


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映画「長崎の郵便配達」


8月6日の朝、広島平和記念式典のテレビ中継の中に田中稔子(としこ)さんの姿を見た。田中さんは被爆体験の語り部として核兵器廃絶世界平和を願って活躍なさっている方だ。 彫金七宝作家としても著名な方で、世界を旅しながら被爆体験証言を精力的に行っておられるという。


テレビ番組「私が日本に住む理由」(BSテレ東)に、広島で平和活動をされているアメリカの若い女性が出演されたとき、田中さんは平和活動のお仲間として短い時間出演されていた。だが、その静かな語り口調に力強い生き方が窺えて印象に残った方だった。 被爆証言を始められたのは70歳からという。2022年7月6日の放送だった。 {田中稔子氏について}←(ここから



そのあとに、

     長崎の郵便配達

先日イオンシネマで上映されたいると知った映画「長崎の郵便配達」。 今日は特に予定もなかったので、衝動にかられるままに、映画館へと 出かけた。


日本に原子爆弾が投下されてから77年が過ぎた今 核の脅威はロシアの軍事進攻によって世界に広がっている。
被爆体験を語り継ぐ必要性を強く思わせる映画だった。




ピーター・タウンゼントさんのノンフィクション『ナガサキの郵便配達」をもとに、娘であるイザベル・タウンゼントさんが長崎を訪れて 父親の足跡をたどるドキュメンタリー映画。 ピーターさんや核廃絶活動家の谷口稜曄(すみてる)さんらが出演している。

ピーター・タウンゼント元空軍大佐は 『ローマの休日』のモチーフになったともいわれ、英国王女マーガレットとの世紀の恋で知られた。 ジャーナリストとなった彼が日本の長崎で出会ったのが谷口稜曄(すみてる)さんだった。16歳で郵便配達中に被爆し、生涯をかけて核廃絶を世界に訴えた谷口さんを取材。1984年に1冊のノンフィクション小説を出版した。



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超ミニ野菜畑で気上げ


 激しい気候の変化にもめげず 植物の生長には目を見張るものがあります。厳しい暑さや激しい風雨に負けない為にと より逞しく育つのでしょうか。 空き地の雑草が一段と背丈を伸ばしていて驚かされます。


コロナ感染拡大はあっという間に第7波に突入し、あれよあれよという間に、観劇、会合、旅行の計画は延期ないしは中止せざるを得ない状況になっていきます。

「仕方ないわね、もう少し様子をみましょうか」 ということで、特に高齢者はこの状況には柔軟に対応するしかないのです。


 こんな中ですが、いえ、こんな中だからこそ、少しづつ始めた超ミニ菜園が今私に思わぬ楽しみを与えてくれています。鉢植えを空いた所に置く程度の、それぞれ1、2株程度で少量の野菜だからこそ続けられているのですが。


   ミニトマト

   毎朝の野菜サラダに添えるミニトマト


   モロヘイヤ

   モロヘイヤ。
   

   つるむらさき

   2年前に一株買って植えた ツルムラサキ
   種を落としてひとり生え。毎年どんどん増えます。


   スイートバジル


   スイートバジル。場所が適しているとどんどんおおきくなります。
   もうそろそろバジルソースを作らなくては。



オクラはあまり背丈が高くなると困ると思い、苗の種類を選んで二株を買って植えたところ、まだ10センチにも満たないのにとんがり口のような実を付けています。 ピーマンは一個づつだけど二回収穫したところでお休みタイム。今白い花をたくさんつけています。かわいい花。これみんな実になるのかな?




   紫蘇

   料理の本に「紫蘇の葉漬け」が載っていたので、10枚摘んで調味料に漬けておきました。



   収穫

   今朝は収穫した葉物をお浸しにしたり、紫蘇巻きおにぎりなどに調理して、沈みがちな気持ちを上げるのに、成功しました(笑)。

   紫蘇巻き


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蝉の鳴き声は・・・?

   


今年の夏 蝉の鳴く声が少なくないでしょうか? 猛暑は早くからやってきて、その後に雨の日が続いて、まるで梅雨が戻ってきたかと思うような天候だったからでしょうか。

7月の半ばになって、「あっ蝉の声だ!」と気づいて、外に出てみたけれど、何だか弱っちい声。 そして,長くは続かない。


閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

の句を思うような鳴き声は、8月に入ってからだったかしら?? 静かな夏休みです!


ノウゼンカズラ
     夏の花 ノウゼンカズラ


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縄文の人の生活を身近に!

   
   IMG_1941.jpg

「発掘された日本列島2022」展に行ってきました。

県立歴史と民俗の博物館(さいたま市)です。ここでは18日まで!  30 日からは北海道伊達市の「だて歴史文化ミュージアム」へ。全国5カ所で展示とのことです。


なので、お知らせしたい、というのには 遅いのですが、ここにアップしておきたかったことがありましてー


なんと、犬の歯でつくられた珍しいペンダントトップ が展示されていたのです!!


ペンダントとっぷ

「縄文の人々が犬を飼っていたと推測できます。歯には特別な力が宿ると信じられていたのでしょう」とは、堀口智彦学芸員の談。

愛犬と死別したあとに、遺骨(歯)をペンダントにして肌身離さず掛けていたのでしょうか?それとも、集落を守るほどの強犬が亡くなったあとに、お守りにしたのか・・・など想像しながら暫しその場から移動できませんでした。

縄文前期の水子貝塚からの発掘だとか、縄文人の生活をとても身近に感じた瞬間でした。




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サネカズラ の花が咲きだして・・


     2022年サネカズラ



 白昼聴衆の目前で街頭演説中の元総理大臣が狙撃され殺害されるという大事件が起きた。

世はまさにロシアのウクライナ侵攻という形の戦争が続いていて、コロナウイルスにもいまだ憂慮せねばならない状況の中である。また、気象面では6月にもかかわらず40度に迫る猛暑日が10日ほど続き、熱中症で命を落とされた方も例年より多い。 ここ1週間は30度前後の気温であるにも関わらず少し息がつけると思うようになった日中の出来事だった。


ニュースで知った時、とにかく驚いた。「ええっー、何てこと!!」テレビに向かって思わず声が出た。銃撃されたのは自民党の安部晋三元首相だった。


撃った男は元首相に不満があったという。しかし政治的主義主張の問題ではなかったようだ。今回の事件は対象が大物政治家。 報道によると周到に準備をして執拗に狙っていたという。それが反って恐ろしい。その得体のしれない憎悪の正体は何だったのだろう。 なぜ、どのように 男の中で育っていったのだろう。


犯行の動機をそのように知った後も、なぜか近年起こっている列車の中や街中での殺傷事件や すれ違いざまの犯行などが次々に思い浮かんだのだった。

7月8日に起こった事件である。 新聞コラムには「撃たれたのは民主主義である」とあった。


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夏 草 や


 台風4号の接近のため、今日の空は明るいけれど曇り、雨がポツポツ落ちはじめました。それでも今日の最高気温予想は35度と出ています。 気温が40度に迫る日が続いた後なので 少しほっとした気分になっているのも変な話です。


ほぼ一か月ほど早まった今年の夏の到来。この灼熱の太陽のもとで、草木は却って逞しく成長しているのに驚かされます。
例えば今年の紫陽花は例年より花が大きく咲いて、強い陽射しのもと花期は例年より短く終わりました。周辺の刈られた草木が見る見るうちに繁茂して枝葉をこれまで以上に伸ばしています。

   6月初旬の紫陽花枯れ紫陽花



その中でも一番驚かされたのは、いつの間にかサネカズラを覆うほどに伸びたツタの勢いです。テッセンか雑種のアサガオがカズラに沿って這い登っているのだろうか と思っていました。


 ところが、ある朝、ツタはサネカズラの背丈を追い越し、ついには隣の木の枝に何重にも巻き、引っ張り込んでさらに伸びているではありませんか。 がっちり掴んで引き寄せている下が、まるでトンネルのようになっているのです。あまりのそのツタの生長の速さに ぞっとさえした瞬間でした。


   縦長屁糞葛

花が咲いていて気づきました。そのツタの正体は、屁糞葛(へくそかずら)。かわいい花を咲かせて野や藪に見かける植物です。(可哀そうな名の由来は葉や茎を切ったりしたときに放つ匂いからだとも言われているそうです。)


 植物は異常気象のなかでも逞しく生長し、花を咲かせています。それでもこの先は、気象の変化に順応して強くなるものと、淘汰されていくものが出てくるかも知れないなあと思わせる、夏草の生長模様でした。


   藪萱草 IMG_1906 (1)

   ヤブカンゾウ(忘れぐさ)     古民家園の古代蓮
 



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「ドナルド・キーン先生と草加のゆかり展」(27日まで)ーに行ってきました


 急に真夏がやってきたようです。 二日続けて36℃を超えています。 「熱中症に注意を」「節電にご協力ください」の声がテレビから流れています。 そんな朝でしたが、今日ならば午前中に行くことが出来ると、日本文学研究者ドナルド・キーン氏の生誕百年を記念した特別企画展に出かけてきました。


会場は草加市文化会館内の日本文化芸術関連施設「漸草庵(ぜんそうあん)」百代の過客」です。

   漸草庵(ぜんそうあん)

この施設名「漸草庵(ぜんそうあん)」百代の過客」はドナルド・キーン先生の命名で、「おくの細道」の一節に由来しているのだそうです。 ー 「其の日加と云ふ宿にたどり着きにけり」 -

この日本文化芸術関連施設は、2019(平成31)年4月にオープンした、木造平屋建ての数寄屋建築です。



施設内にはキーン氏の写真が何枚も配置されているなか、御自身が愛用された品々や直筆原稿が机、いすとともに展示されていました。愛用されていたという〝買い物籠”はほかの品とは相いれないような可愛らしさで、赤やピンクの混じった色彩です。キーン氏の意外な一面を垣間見たような思いでした。

後から、この買い物籠を持って街中を買い物されているお写真をみつけました。食材のお買い物なのかな?楽しそうな表情から、キーンさんはお料理がお好きだったのではないかしら、と思ったものです。


お休み処で流されていた「キーン氏の生涯をたどるドキュメンタリー映像」が分かりやすく、素晴らしくて見入ってしまいました。そのなかで日本の古典文学を読む(学習)方法について、氏はこんな風におっしゃっています。

「日本の古典作品は、高校生のときに、現代語訳で小説として読むべきであって、文学として教えるのは間違っていると私は思います」 と。 もっと楽しむべきだということでしょうか。


   お休み処,
 「お休み処」 でいただいた 抹茶と上生菓子のセット (キーンさんの幼少期の愛犬をモチーフにしたお菓子)
  因みに、愛犬の種類はとお聞きしたしたところ、スピッツだったそうです。



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夏バテ防止に紫蘇ジュース

いよいよ気温が上がるとの予報に覚悟をしていた割にはそれ程に感じない日が2、3日過ぎました。が、さすがに今日は太陽が顔を出した10時ごろから暑くなって、気温がどんどん上がりましたね。

そこで、空調で室温を調節し、用意しておいた飲み物を冷蔵庫から出しました。

   紫蘇ジュース

ああちゃん(義母)おすすめの〝赤紫蘇ジュース”。



「これはね、身体にとってもいいのよ。これ飲んでると夏バテしないから、絶対飲みなさいね!」
ああちゃんの声が、今でも聞こえるようです。赤紫蘇と砂糖と酢(クエン酸)と水との割合をメモして渡されたのですが、私の場合は酸味を控えめにして調節して作っています。

赤紫蘇は、紫陽花が盛りになるころに、漬け梅と一緒に店頭に並ぶので、そのときに買い求めます。葉は残しておいて後からまたジュースにするという訳にはいきません。痛んでしまうからです。そのため赤紫蘇でジュースをつくるのはこの時期に一回のみ。 8月の半ばころになるとさらに厳しい残暑になるのですが、そのころにはもうジュースは無くなってしまうのが常です。

ネットで見てみると、青紫蘇でもよいと書かれているのですが、この鮮烈な色の魔力でしょうか、私には赤紫蘇ジュースの方が良いように思えるのです。


農産物直売所に行きますと、野菜類が山積みされている横に、手書きの作り方(レシピ)が貼られているのをよく見かけます。「ああ、これは良さそう」と思った時には、そのレシピを携帯で撮っておきます。 このスープは↓何年も前に撮った写真を見てつくったものです。

     ズッキーニのスープ

     ズッキーニのスープです。

     

     ずっきにレシピ

これがその時の掲示されていた<作り方>です。



美味しいものを作ることや、食材そのものに関心が深かったああちゃんは、たくさんのお話と作り方を私にも残してくれました。それを充分に受け止めることは出来ませんでしたが、食に対する興味や、作って試してみることの楽しさを教えてくれたのは、ああちゃんだったと思っています。


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水無月も半ばに・・・


 梅雨時の今朝は、思ったより明るい空だった。これならば洗濯物も干せそうに思えたけれど、お昼近くになったら忽ち空は暗くなって、雨。 雨脚が激しくなってきたと感じた途端、まるで滝に打たれているかのような強烈な降り方になった。

外を歩いている人がいたとしたら、しばらく雨宿りでもしてやり過ごさなければたまったものじゃないだろうと、家の中で小さくなりながら思った。 一気に降った多量の雨が溢れて、道路がいっとき川と化すのも珍しくない今日この頃である。


 水無月は田植えの時期にあたり、田に水を引く「水張月(みずはりづき)」が「水月(みなづき)」の語源とする説もあるという。また、人々の暮らしを支える田植えを仕終えた月、すなわち「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説もあるそうだ。
いずれにしても、過ぎたるは及ばざるが如し、激しい雨音が続くときは唯水害を恐れるばかりで、風情も何もあったものではない。


今日の雨上がりは爽やかだった!

   あおいの花

紫陽花と同じように梅雨時を飾る たちあおい の花が天を突き、

   氷川女体神社

氷川女體(にょたい)神社はまるで洗い流されたかのように爽やかな光が社殿に差していて、より神々しかった。

大宮氷川神社とともに、武蔵一宮といわれているこの氷川女體神社の近くにはヤブカンゾウが毎年沢山の花をつける。どのくらいになっているのか探してみたところ、

   藪萱草

手の爪ほどの大きさに膨らんだ蕾が、天を指して何本も伸びていた。この花は別名「忘れぐさ」といい古来和歌にも詠まれてきた花である。こちらから



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見つけられなかったもの、見つけたもの


   紫陽花

紫陽花が咲きだしました。近頃は改良を重ねて花の種類も豊富になり、華やかに様々な形と色彩を楽しませてくれています。
紫陽花といえばしとしと降る雨に葉の上のカタツムリが定番だったように思うのですが、近年は現実問題としてそのイメージが消えつつあるのではないかと思うのは私だけでしょうか。


でんでん虫々 かたつむり、
お前の頭は どこにある。
角だせ槍(やり)だせ 頭だせ。

でんでん虫々 かたつむり、
お前の目玉は どこにある。
角だせ槍だせ 目玉出せ。♪

葉の裏にかたつむりを見つけたりすると、歌いたくなる歌ですが、肝心のかたつむりを実際に見なくなっているように思われます。また、雨の降り方も、これまで経験したことのない豪雨に見舞われることが多くなりました。これではかたつむりもおちおち葉に留まってなどいらないのでは、と思うのです。


明日から雨になるという予報でしたので、今日は緑豊かな見沼自然公園を散策。もしや葉の繁みにカタツムリをみつけることもあろうかと注意してみてみたのですが、それらしきものは全く見つけることは出来ませんでした。


代わりにといってはなんですが、以前見ていただいたハンカチノキ)ですが、その実を見つけることができました!まるで梅の実のようでした。今後どんな色に変わっていくのでしょう。またの機会が楽しみです。

それにもうひとつ、念頭になかった睡蓮の花が中央の池で咲いているのを見ることが出来ました。

   
sハンカチノキの実

   水連


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ちょっと大袈裟ですが・・季節の手仕事


 梅の実がスーパーに並び始めましたね。「梅の手仕事」を楽しまれる方たちの季節到来というところですが、私にとっては、トラウマになってしまった"梅の実穫り”を思い出して、ため息が・出るばかりです。


 昨年のこと、庭の花梅がどういったわけか枝いっぱいに実をつけたのです。庭 とは呼べないほどの狭い通路に音をたてて梅の実が落ち始めたので、仕方なく脚立と竿を持ち出して梅の実穫り(除去)をすることに、お隣の駐車場にまで転がっていて、ご迷惑だろうとも思ったからですが。慣れない作業は難航を極め、しばらくすると両手、特に右手指の関節が赤く腫れて、痛みはじめました。


病院に行くと、診断は「へバーデン結節症」でした。老年におこりやすく、女性ホルモンが少なくなるのも要因のひとつとか、主に遺伝性の関節障害と考えられるということでした。 しかし、私の場合はあの「梅の実」穫りの作業が原因としか思えません。少なくとも結節症をおこす引き金になったのはあの梅穫りだった と考えています。


その後私の「へバーデン結節」は少しづつですが、よくなってきました。その後の状態は(こちらから)←クリックでご覧ください。 そのころから思えば、今はほとんど良くなってきました。定期的に腕から手、指にかけてのエクササイズと神経マッサージだけで手を使う場合も楽になりました!前の状態を思い返せば、今は夢のようです\(^o^)/


 そこで、今年の初夏の手仕事は、山椒の実の保存を試みることにました。折よくTV番組で取り上げられていましたので、その通りに作ってみたものです。


   実山椒 山椒の実100g 


   保存山椒 実山椒のみりん漬け

冷蔵庫に保存します。2週間くらいから食べられます。1年間保存できるということですが、まずは青魚の煮つけに加えてみようと思っています。

他には・・・それで無くなってしまいそうです。。゚(゚^∀^゚)σ。゚



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作ってみようか!


 2,3日前から紫陽花の花が色づき始めました。ホタルブクロにも緑の蕾がついて、確かに膨らんできているようです。ここのところ木も新しい枝を伸ばしていて、うるさい程に若葉を茂らしていませんか。気温の上昇につれて植物の生長も著しい季節ですね。


幼い子供の成長も同じように感じる時期があります。2,3週間ぶりに逢ったりするときなど言葉使いやそのしぐさにちょっとした驚きを覚えて観ることもあって、それが楽しくもあり、よろこびでもあるわけです。「さて、今日は何して遊ぼうか?」「お絵描き、つみき、かくれんぼ」「パズルは?」 うう~ん、そろそろここらで新しい提案をしてみることに

いっしょにカップケーキを作ってみない?クッキーつくれるんだからカップケーキもできるよ♪

と、思いついたように、たのしそうに言ってみたところ、

パンケーキなら、ママとつくったことあるよ!

と、のってきました。


そこで、材料を秤で測るところから、なんでも自分でやらせてみました。生卵も割れました。しっかりかき混ぜて、見せます。「もっと?」「そお、もっとがんばってくるくる混ぜると、ぷうとふくらんで、おおきくなるかもよ」 といった具合で、調子よく進んで、


   カップケーキ作るよ どうにかケーキの生地になりました。


オーブンに入れて、スイッチ オン。 「20分待とうね。 熱いから触っちゃだめだからね」

台の上にのって、オーブンの窓から中の様子をみていたけれど、そのうち飽きてきて、


   秤、つかっていい?
自分のおもちゃをもってきて、秤の上に乗せて遊んでいます。一人遊びも楽しそう♪♪


よくできました! のご褒美は、自分で焼いた「カップケーキ」になりました。

   
   焼けました


プレーンマフィン の作り方 ↓
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ニシン蕎麦


 連休明けからコロナ感染者数が増加に転じているというニュースに気持ちも少し重くなっていましたが、昨日から今日については一週間まえの曜日と比較して数が下回ったということです。もうそろそろ出口への端でも見えてきてほしいものですね。


古典文学作品の舞台となる京都へは年に数回出掛けていたのですが、旅行を控えるようになってもう3年が過ぎようとしています。そろそろ出かけて行ってみたいと思う場所は次々浮かんではくるのですけれど、さあいつにするかとなると、結局もう少し様子をみてからとなっています。


せめて今回は京都旅行の思い出にもなっている「ニシン蕎麦」を、思い出して作ってみることにしました。あのころ帰りの新幹線の乗車時間(予約座席指定)に間に合わなくなると困るので、最後に訪れた場所から時間の余裕をもって京都駅に向かうようにと心掛けていました。そして、旅の最後に駅構内にある「松葉」という蕎麦のお店で、「ニシン蕎麦」を食べました。連れ合いは蕎麦を肴にいっぱい飲んで帰途に着くというのが恒例でした。


   ニシン蕎麦

ニシンの甘露煮が(半身ですが)一本入ります。この味付けがなかなか思うように出来なくて、食べログを参考に試行錯誤(ちょっと大袈裟ですが)した結果、やっとたどり着いた調味料割合の煮汁で炊いたニシン甘露煮がこれです。実は、固い「身欠きニシン」ではなくて「ソフト身欠きニシン」と表示されているニシンをつかっています。こちらの方が調理にも時間がかからず御蕎麦にあう味と食感に出来上がりました。調味料の配合を忘れないように書いて置いたのがありまして、これがないと うまくいきません (*゚ェ゚*)


そして、実はこの器は、ドンブリではなくて、

   北欧食器

北欧ヴィンテージ食器なのです。


よく訪問させていただいているblogで、御蕎麦やお寿司を 北欧ヴィンテージ食器に盛り付けておられるのを拝見して驚きました。 器がお料理によく合って、双方を引き立てています。目から鱗と言いますか、そのとき私もそんな使い方をしてみたいと思ったものですから、今回 このように試みてみました。




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この木変な木、不思議な木


   二枚のハンカチ

この木 変な木 不思議な木?

この連休の初めに、目的の公園にやってきて、予想通りにこの木に下がる白いものを確認しました。数年振りの出会いです。「確かこの季節だった」との記憶も当たっていたようです。


最初出会ったときは、強い風が吹いた後だったからか、それとも盛りが過ぎた後だったからか、ティッシュペーパー様のものが枝にひっか掛っているのかと思いました。下に落ちているものも少し茶色ががり始めていたからです。


ある時何かで、これがハンカチノキであると知りました。 ハンカチ? 「ああ、白いハンカチ、なるほど!」と納得。よくもまあこのような不思議な花が咲くものだと感嘆することしきり。花を見上げたり、散った(落ちた)花びらを掌にのせたりしてみたものです。これ、「黄色いハンカチ」ではありませんが、私には幸せを示して木に掛けられた「白いハンカチ」のように思えたのです。


   ハンカチいっぱい


   ちらっと見ハンカチ
        <幸せいっぱい の 木> です。



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南町田 までお出かけしてきました ♪

 この連休には近隣の探索で過ごそうと書いたばかりですが、実は昨日ちょっと遠出を楽しんできました。南町田グランベリーパークでフリマがあり、息子の連れ合いが運営するお店も参加すると聞いたからです。


えっと 町田? これまでは一度も行ったことのないところでしたが、4月の「講座からのお出かけ」先が町田だったのです。加えてよく訪問させていただいているblogの作者様からもコメントで町田の情報が入ってきました。 これも何かのご縁と思い、出かけてきました。


    EnjoyGreenJam2022S__353705986.jpg

29日は大変な雨で気球はあがらなかったのですが、30日は朝から晴れ。
でも風が強く吹くときがあったので用心をしてあげないことになったそうです。

    グランベリーパークのふりぃーマーケット

鶴間公園の Green Jam 会場の様子です。

    無題


こちらに出店しましたのは 欧風雑貨とビンテージ食器の店 le petit bourgeon(ルプティブルジョン)
 ホームページhttps://le-petit-bourgeon.com/です。

  普段はインターネット運営の店です。 欧風雑貨に興味をお持ちの方 是非ご覧ください。



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ゴールデンウィーク


   赤いバラ



出掛ける時には蕾だった薔薇が、夕方帰宅すると あたりを照らすようにパッと咲いていて驚いた。今年は特にいずれの花も開花が早いように感じられる。


ゴールデンウィークに入った。 3年ぶりに新型コロナ関連の規制がない大型連休。すでに地方へ向かう高速道路は渋滞が始まっていた。都心周辺の観光地にも多くの人が訪れているという。 そういえば例年の大型連休の状況がこのようだったのだ😫 と思い出した。 


今年も まだ あまり混雑するところへ出掛けるのはやめておこう。 おもに自然豊かな近隣を散策してゴールデンウィークを過ごすことにしようと、この薔薇の花を見ながら考えた。今年こそ、自然公園のハンカチノキや総寺院の牡丹も咲いたときを見逃さないやうにしなくては、 花の盛りは短いのだから🌷🌼🌺と。


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次回の”お出かけ”は・・・

今朝のニュースで新型コロナ感染者数が約1ヶ月ぶりに減少に転じたことが報じられていました。この1ケ月、感染力の強い株に置き換わりつつあるということで、感染者数は高止まり傾向でしたので、やっと という思いがあります。


[講座]所属 「お出かけ」部門から、来月の探訪は「鎌倉紀行」とする旨が送信されました。獨協大学オープンカレッジでの公開講座から始めた「鎌倉紀行」の続編とすると、11 回目の鎌倉探訪となります。とはいえ、メンバー個々人の事情や状況に合わせて無理のない参加を願っております。


ちなみに今月上旬に実施された「お出かけ」は、<ゆるっと散策 町田編>で、見学場所は泰巌(たいがん)歴史美術館と町田市立国際版画美術館でした。諸事情により参加できた方は少数でしたが、私的には全く知らなかったところでしたので、色々な意味で充実した一日、いや半日を過ごすことができました。(こんな時期ですので、昼食は事前に済ませたうえで現地集合だったのです。)


春はよどみなく夏に向かって進行しています。藤の花は長い房を下げ、色とりどりのハナミズキが通りを綺麗に飾っています。いよいよ躑躅、さつきが花開きはじめたところですね。


八重桜が見頃なのですが、週の初めから雨降るときが多くて、未だタイミングよく出掛けて行って写真に撮ることが出来ていません。代わりと言っては何ですが、窓の外で葉を広げている四月下旬の山椒の木です。

     木の芽

これを摘んで、粉山椒を生地に加えて、山椒の葉を載せた〝山椒のサブレ”を焼いてみました。


     木の芽のサブレ

おとな焼き菓子です (#^.^#)  


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もう藤の花が咲いています!


暑い日が続いたせいでしょうか、桜の後に続けとばかり草木の花が開き始めて、驚かされます😵

   
   IMG_1727.jpg




講座室のある建物の、3階廊下の窓から見下ろすと ^_^ 藤の花が咲いているのが見えました。
― 前回には,まだ緑色の大きな虫のような蕾が見えていただけだったのに ―

今日は又気温が少し下がるとか、体調管理に気をつけてすごしたいものです。


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連日のサクラ🌸🌸🌸


   連日の桜


 二日間降り続いた雨が漸く上がった。今日の桜はどんな状態だろう。あとでちょっと出かけてみようと、明るくなった空を見ながら計画する。 一週間前にはまだほとんど顔を出していなかった虎杖(イタドリ)も見つけられるかもしれないし。


 桜の開花がやっと認められるころになって大雨の日があった。まだ多くがつぼみの状態だから散ったり痛んだりする心配はなかったけれど。 そのあとの晴れた日に、連日(3日間)ソロ花見を楽しんだ。早く花開いた木からは風に花びらが舞うようになっていた。用水の川面に花びらが浮かんで流れていく。花筏だ。刻一刻と様相を変える見事な桜の風景。夕方近くの桜は陽の陰りとともに幻想的な、いや妖艶な美しさを増していく。


 そういえば『徒然草』に「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」という一節があったと思い出したので本を開いてみた。第百三拾七段だ。「桜の花は満開のさまだけを、月は満月で陰りのないさまのみを鑑賞すべきであろうか、いやそうではない。」 という。雨の日は家に居て、桜を想い恋い慕う鑑賞もあろう。


 桜の終わるころになって降り続く雨の朝、新聞を取りに外へ出たところでお隣のご主人と顔をあわせた。息子さんを野球の練習に連れて家を出られるところだったので、
「生憎の雨ですねえ」
と挨拶したところ、予想外にも
「そうですねえ、桜の良いときなのに・・」 と残念そうなお返事だった。 この方のこころの中も、この時期 は野球練習よりサクラなのだ!

  世の中に絶えて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし
                                        在原業平
この世の中に、桜というものが全くなかったとしたら、春を過ごす人の心はどんなにのどかでいられることだろう。

 

   幹の桜 来年の春もまた花にこころを奪われる春でありますように。  




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サクラ咲く


東京の桜が満開とのニュースが届いたあと、三日ほど遅れて満開になりました‼️

   桜咲く


見沼氷川公園内の桜🌸🌸🌸です。このような〝凄し”と見るサクラの風景を写真や動画で親しい人贈り届けて、感動を共に分かち合いたいという欲求に駆られます。 どこにもその地域自慢のサクラがあるにも拘らず (*’U`*)

   代用水の桜

今日もまた桜に逢いに出掛けよう (^-^)/    


   目指せ桜回廊




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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